ポジティブシンキングに隠された秘密

こんにちは、先日、出版の話をいただき、
ありがたいなあと感謝の気持ちいっぱいのバンチュラです。

今日のテーマは「ポジティブシンキングに隠された秘密」です。

では行ってみましょう!


1.自己啓発本や自己啓発セミナーの落とし穴


あなたはこんな経験はありませんか?
・自己啓発セミナーに参加してとても感動してポジティブになれただけど、結局依然と変わらない、、。
・自己啓発本を読んでなるほどと思い、幾つか試してみた。確かにポジティブシンキングは効果があるようには思えるけど
何かイマイチ、、。

私はたくさーんあります(苦笑)。

本を読んでテンションMax!!!
これで変われると思ったことが何度あったことか(笑)

しかーし変われない。
あんだけテンション上がったのに、次の日に行動しようと思ったらなんか疲れちゃって何にもできないみたいな、、、。
テンションMaxの反作用かー!

さてさて、
私が自己啓発本を読み始めたのは学生時代なので、かれこれ30年以上に読んでることになります。
はじめは自分を変えたくて読み始めたのです。
結果的に、潜在意識の存在と出会い、
ある程度の夢や願いを達成することが出来るようになりました。

しかし、それまでや、その後でも、
本を読んだりセミナーや勉強会に行ったりして、モチベーションだけが上がり、
結果何にも変わらないことはもちろんあります(笑)。

それでも、30年以上読んでいるとそれなりに見えてくることがあります。

また、私は学習塾という世界でたくさんの子どもたちを指導してきた体験や、
キャリアカウンセラーとして活動の中で、色々な価値観に触れることによって、
自己啓発の考えを自分んなりに落とし込んで、成果を上げることの精度が上がったきたと実感しています。

そこで、今日は
巷に溢れかえるポジティブシンキングについて
私なりの答えを話しちゃおうと思います

ここで「私なり」のと書いたのには理由があるんですね。
その理由は、どの自己啓発セミナー・自己啓発本もその「主催者」や「作者」の生き様であり、そこに書かれているノウハウや、スキルというものは「その人なり」の経験則であることがほとんどだからです。
ですから、すべての人に対応したものではない、ということを強調したかったので敢えて「私なり」と表現してみました。

まず、自己啓発本やセミナーを紹介しているセールスページ。
そこには有名な学者などの言葉や説明があったり、実際にやって体験した人の話が載っていますが、これらはその自己啓発のノウハウが効果をがあるように感じさせるための、コピーライティングやプレゼンテーションのテクニックだったりするわけです。

私の知人に、広告宣伝会社の方やネットビジネスで成功している方がいます。
その方達の話によると、
例えばコピーライティングのスキルは行動心理学に基づいたもので、読み手に行動させるために、読み手の感情を動かすのにとても効果があるんだそうです。

そのため、本を読んだり、セミナーに参加したりすると、感情を動かされるということはある意味当然ということです。

ですから、その本を読んだり、セミナーに参加したりすることで、
おー!って気持ちが高ぶるのは仕方ないことなんですよ。

でも、この気持ち1日経てばキレイにどこかに行ってしまいます。
悔しいくらい消えませんか?

なんでなんだろう?

そこでうまくいったことを分析してみました。
またいろんな理論書なども読んで、なるほどなぁと感じたことをお話ししますね。

まず、自己啓発本や自己啓発セミナーは意味がないのか?
というとそんなことありません。
意味はあります。
意味はあるのですが、、、。

それを意味のあるものにするためには、
隠された秘密があると思うのです。

自己啓発本や自己啓発セミナーを意味のあるものにする
その秘密について2つほど紹介したいと思います。





2.自己啓発に隠された2つの秘密とは?


秘密1 思考を抽象化と具体化の両方にアクセスしなくてはダメ。

まずは秘密1です。

前回の記事にも「なぜとなに」「抽象化と具体化」の話をしましたね。
参考記事>>なぜ、いつも一部の人は目標を達成できるのか?

この前回の記事で、思考には「なぜ=抽象的」に考える癖、また「なに=具体的」に考える癖の二つがあるとお伝えしました。

ですから、情報発信者がどちらなのか?
また、あなたがどちらなのかによって、目標達成のための大切な情報が
違った形で受け取られたり、はたまた受け取ることができなかったりするわけです。

「抽象」と「具体」の違いを簡単に説明しますね。

具体的の例として
例えば、須藤さんの家にはポチという三毛猫がいるとします。

このポチはをちょっとだけ抽象化とすると、「三毛猫」になります。

この「三毛猫」をさらに抽象化すると「猫」です。

もっと抽象化すると、「哺乳類」ですね。
さらに抽象化すると「セキツイ動物」であり、
「動物」や「生物」とかになってくるわけです。

一見、具体的な例の方は情報が沢山あるような気がします。
「須藤さん」とか「ポチ」、「三毛猫」の部分ですね。

ですが「動物」と言われると情報が少ないように感じますが、
ここには全ての動物が含まれますから、潜在的な情報としてはとてつもなく大きくなります。
だって、三毛猫だけではなく、象やペンギンなどすべての動物がが含まれちゃんですから。

ですので、もし情報発信者が「抽象的」に書いたり、話をしたりするのであれば、
あなたはその潜在的なたくさんな情報から、あなたに必要な「具体的」なことを
考えていき行動に落とし込まなければならない訳です。

逆に、情報発信者が「具体的」な場合は、
あなたはそこから大切なことを「抽象化」して、
これってこういうことだよねと法則やみたいなものを考える必要があるんです。
そして、実際に自分の行動に役立てるように「具体化」して、自分の行動に落とし込まなければならないのです。

ですから自己啓発セミナーに出ても、自分に役立つように作り変えないと、
感情だけ盛り上がるばかりで、なんの変化も起こらない訳です。
ですから、抽象化や具体化をして自分に落とし込むことを意識してみましょう。



秘密2 ポジティブシンキングは2つの側面にアプローチして初めて効果があること。


2つの側面とは
1 目標が達成できる可能性
2 その目標を達成するために障害になるものを乗り越える可能性

であり、
その2つの側面にアプローチしてこそ、ポジティブシンキングは効果を発揮することができるんですよ。

1の目標が達成できる可能性について、ポジティブに考えることがとても有効なのは言うまでもありません。

自分でもできそう!って感情を「自己効力感」と言います。
これはアルバート・バンデューラー博士が提唱しているもので、
目標達成するにあたって成功者をモデリング(代理体験)していくと良いというのは、ここから来ています。

代理体験はとても有効です。

私もよく生徒相手に代理体験ができるような話をします。
先輩の成功例を話すんですね。これはとても効きます。

合格発表の日に「先生がしてくれた◯◯先輩の話を聞いて頑張れた!」と言われることが多いです。
これは代理体験が生徒の自己効力感を高め、合格という目標達成の原動力になった証拠だと思います。

このように、目標達成できるという可能性に関しては、ポジティブシンキングは有効です。

さあ、いよいよ今日の最大のポイントです。

それは
2番目「障害になるものを乗り越える可能性」に対する姿勢や考え方こそが重要であり、
そこの対してはポジティブシンキングではダメなのです。

これは心理学的にもデータがあるのです。

例えば、あなたがダイエットをしようと考えています。
1の目標達成の可能性に対しては、大いにポジティブシンキングであってください。
絶対に10kg痩せるぞ!って決意しましょう。

しかし、2の障害になるものを乗り越える可能性に対する対しては、
簡単にできると思ってはダメなんです。
きついなあ、厳しいなあと感じることが大切なです。

ある心理学の実験では、障害を乗り越えるのは辛いと感じていた人たちは、
簡単に障害が乗り越えられると考えていた人よりも、平均して11kgも体重を落としていたそうです。

しかし、このことにに触れている自己啓発本は少ないのです。
ほとんどの自己啓発はこの2つを区別せず、ひたすらポジティブシンキングを押しているんですね。

ですから、もし自己啓発したいのであれば、
何か達成したいのであれば、
あなたは目標を達成に対してはポジティブシンキングして、
それを達成するのに障害がになるものに関しては、しっかり見極めて、
多少辛そうだなと感じた方が、良い結果に結びつく確率が高くなるということです。




あなたの、素敵なライフスタイルの参考になればと思います。

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キャリアカウンセラー・バンチュラ


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