なぜ一部の人はいつも目標を達成できるのか?

こんにちは、バンチュラです。

神奈川県の公立高校は昨日学科試験が行われ、今日から面接試験が行われます。

入試直前、私は面接指導をしていました。

キャリアカウンセラーの面接指導を受けるのは、子どもたちにとってはじめてのことにですから、はじめは「学校の先生と違う」と戸惑っている様子もありましたが、終了後はみんな受けてよかった!って言ってくれました。

子どもたちの目標達成につながればと思います。



今日のテーマは「なぜ、一部の人たちはいつも目標を達成できるのか?」


ズバリ、結論から言うと「それは目標を達成するための行動を取るために必要な思考は2つあり、その思考を場面によってきちんと使い分けができているからです」


では、具体的に行ってみましょう!



まず、そもそも論として
「あなたのその目標の立て方」が正しいか?


というのがあります。

良い目標の立て方とは
・具体的であること
・非現実的でなく、現実的であること。
・実現可能な中で難易度が高いこと

です。



人生の目的は抽象度が高くても構わないのですが、それを実現するための目標は具体的でであることが大切です。

また、難易度が高い目標は、集中力を高め意欲が自然と湧いてきます。
その結果、粘り強く目標達成に向けての行動に取り組んでいけるのです。






目標がきちんと立てられたら、次は「目標を達成するために必要な2つの思考タイプ」の理解しましょう。

目標達成するために必要な行動ですが、その行動の捉え方には2つの思考タイプがあります。

それは「なぜ」と「なに」の2つです。

例えば、部屋を掃除することは「きちんと整理して気持ち良い空間を作る」とも捉えられるし、
「本を本棚にもどし、掃除機をかける」とも捉えることができます。


要は部屋をそうじするのは「なぜするのか?」という視点で捉えることもできるし、
どうやってするのか?」とも捉えることができるということです。

これは「抽象的」「具体的」とも言います。



人によって物事を「抽象的=なぜ?」と捉える癖があるタイプと
具体的=なに?」と捉える癖を持つタイプに分かれます。


もちろん傾向ですから、ある時は「なぜ」だったり、別の時には「なに」だったりします。よりどちらの思考になりやすいかということです。

例えば、子どもたちに「宿題ってなに?」って聞いてみると
「問題を解くこと」と答える子もいれば
「志望校に合格するために必要なこと」と答える子もいます。


これはどちらが優れているとかという話ではありません。
場面によって適切に使い分けることができるかが、カギになります。


私は普段理数科目をしどうしているのですが、
数学でも「具体」から「抽象」に導くことを「帰納法」、その逆を「演繹法」と言います。
この両方を場合によって使い分けることが必要なんですね


ちなみに「抽象化」とはいくつかの物事の中から共通するものを見抜き抜き出すこと、
具体化」とはその逆です。



では、目標達成に必要な行動とこの「抽象」と「具体」がどう結びつくのか。


「抽象=なぜ」の思考は行動を大きな意味や目標に結び付けられるので、意欲が高めやすくなります。

面倒でやる気が起きないことでも、自分の夢や目標に結びつければ、その面倒な行動に、やる意味や意義が出てきます。

例えば、「この仕事残業しないと終わらない、嫌だなあ」と考えるよりも、「今日中に仕上げれば上司の評価も上がるかも、そしたらボーナスもが上がるかも」と考える方がモチベーションも上がります。

生徒に化学反応式を覚えさせるときも、ただ「覚えなさい」というよりも「これ入試に出るから今のうちに覚えておくと目標購入いける可能性が高まるよ!」って言って渡した方が頑張って覚えてくれます。

どちらも覚えることには変わらないのですから、やる気が出る方がいいですよね。


このように、「なぜ?」するのかという理由を理解することで意欲は高まります。


では、「なに」の具体的な思考はどんなときに役立つのでしょうか?

それは複雑で難しいことや、不慣れなことの学習に効果を発揮します。

例えば、化学が苦手な生徒に化学式を50問覚えさせるとします。
これを「さあ覚えよう!気合を見せろ!」とか言うよりも
「まず、1から10番まで覚えてみよう。覚えたと思ったらチェックしてごらん」と具体的に指示をすると、子どもたちは前向きに覚え始めます。

「さあ覚えよう」という漠然と指示よりも、「目先の10個を覚えよう」と指示した方が圧倒的に覚え始めます。

人は繰り返し学習することで、効果が深まり、楽にできるようになります。慣れの問題です。
そして、慣れてくると「なぜ?」という理由を考えられるようになります。


ある心理学の実験では、飲酒経験の少ない人はお酒を飲むことを「液体を飲み込むこと」とか「コップを持ち上げること」のように描写するのに対し、アルコール依存症の人は「緊張を和らげる」といった描写をするんだそうです。

ですから「なぜ」という視点で目標を達成するために必要な行動を捉えると、意義をかんじやすくなり、その結果としてモチベーションがが高くなる、長続きするというメリットが出てくるわけです。

しかし、その行動が不慣れで難しいときにはモチベーションが下がります。
達成したいのに、なかなかできない、良いアイデアがでない、、、。
イライラが募り、ストレスになり、最悪諦めてしまう、、、、、。




そんな不慣れで難しい行動のときには「なに」の視点の出番です!

なに」の視点ではやる気が歯高めにくいのですが、
目の前にあることに集中力をできるので、
難しいことをマスターするには効果を発揮します。

例えば、車の運転もそうですよね。
もしあなたが自動車免許をお持ちならば、教習所に通い始めたときのことを思い出してみてください。クラッチ踏んでギヤを入れて、、、半クラッチでアクセル踏んで、、エンスト苦笑。
なぜ?」なんて考えてないですよね。

ひたすら半クラの感覚を覚えるのに必死だったはずです。


このように、「なぜ」と「なに」にはメリット・デメリットがあるので、
場面にによって切り替える必要があるわけです。


というわけで今日のテーマ「なぜ、一部のの人はいつも目標を達成できないのか?」の答えはもうおわかりですね?


そうです「目標を達成する人」は「なぜ」と「なに」の思考の使い分けが上手なんです。



もちろんこの話は目標を達成のための一面であり、これだけではありません。
しかし、とても重要なことなので、今日はこのテーマについて話をしました。


あなたの理想の人生を叶えるために取り入れてみてください!

あなたならではの体験談とかあったら教えてください。



文字















キャリアカウンセラー・バンチュラ




にほんブログ村 哲学・思想ブログ セルフイメージへ